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節分に恵方巻は食べますか?

今年(令和8年)は、2月3日が節分、4日が立春でした。
立春と言っても旧暦では12月17日で、まだまだ寒いですね。
昨年の節分は2月2日でした。
立春の2月3日が旧暦1月6日なので、まさに新春でした。
一昨年(令和6年)はというと、2月5日に積雪がありました。
我が家の梅も、咲き始めていますが、2月だというのに「三寒四温」のような気温の乱高下に戸惑っているようです。

我が家では、節分には玄関先に「柊鰯」(ひいらぎいわし)を飾ります。近年は、お洒落な飾りも登場しているようですが、昔ながらのシンプルなものです。
鬼が嫌いなトゲのある「柊」とともに、鬼が嫌がる匂いの「やいかがし」(焼鰯)の頭を飾る風習は、主に本州に伝わるようですが、節分当日のみで外したり、一年間飾るなど、様々なようです。我が家では、11月下旬にクリスマスリースと取り替えるまで飾っています。

節分には、もちろん「豆撒き」をおこないますが、我が家では「恵方巻」の行事はおこないません。
AIでまとめたところ、「恵方巻」の儀式とは、「七福神にちなみ7種類の具材を入れた」太巻き寿司(「丸かぶり寿司」や「太巻き寿司」と言う)をまるごと一本を、「縁を切らないよう包丁で切らずに」、「恵方に向かって」、「売繁盛や無病息災を願いながら無言で」「丸かじりして一気に食べる」と、「福を逃さない」という習わしらしいですね。

しかしながら、歴史的に検証してみると、明治期以降に大阪の花街での遊びが拡がったとする説が有力で、のちに「戦国時代から」とする説も出されましたが根拠はないようです。
「恵方巻」という名称も、平成元年に広島のセブンイレブンが名付け親のようですね。
ある調査によると、豆撒きをする家庭は約4分の一しかないのに対して、恵方巻を食べる家庭は約3割。クリスマスやハロウィーンと同様に、恵方巻きも令和の常識になりつつあります。もっとも「土用の丑の日」の鰻も、江戸時代後期に鰻を売るために作られた風習で、最近は春夏秋冬の土用にも鰻を食べようとか、商魂たくましい宣伝があります。
私は、江戸時代を研究するために、当時の風習や暦を重視していますが、様々な文化を採り入れ、新たに創出されていくのが、風習なのでしょう。
「昔ながらのしきたり」とか、拘るのは時代に背を向けるのと同じ。
冒頭に書いたように、我が家でも、クリスマスリースを飾るために柊鰯を外すのですから(笑)

関連行事のご案内 → 2026/2/15開催 学習会+新春会「江戸の春を楽しもう!」

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